映画は、ミステリやサスペンス、ファンタジーやアクションが好きだけれど、それらのつまらない作を観るならば、コメディのほうが何倍もいい。
特に、松竹新喜劇ばりの(笑)、笑わせて泣かせて、お得感一杯のがいいなぁ。
というわけで、このテをよくレンタルしてくるんだが、この2本は、DVDを買ってしまったぐらい好きなもの。

『ミリタリー・ブロンド』は、ジェシカ・シンプソン主演の、ブロンドシリーズ第二弾。
大人気女優(でも、つまらない映画でつまらない役ばっかり演らされている)の、メーガン・ヴァレンタインが、取り巻き連に騙されて、一文無しになってしまう。
もう、家もない。
仕事もない。
彼氏さえも、よりによってゲイのマネージャーに奪われた。
何もかもなくしてしまったメーガンは、半分ヤケになって、陸軍の新兵募集に応募してしまった……。
そして始まる、地獄の新兵特訓。
が、しか~し(笑)。
何があろうと、カエルの面に〇〇〇〇〇のメーガン、鬼軍曹(勿論、女)の弱みを探って見事にやっつけたり、今までの映画出演で身につけた妙な特技を駆使して、過酷な訓練を制覇したり、縦横無尽……というか傍若無人というか、まぁ、そんな活躍で立派にアメリカ陸軍の一員になっちゃうという……(笑)。
一緒に新兵応募した女の子たちとの友情をメインに据えて、シンプソン嬢の魅力を最大限に引き出していると思う。
個人的には、前作『ワーキングブロンド』よりも、面白かった。
もう一つのお気に入り、『キューティ・バニー』は、アンナ・ファリスが製作・総指揮と主演を兼ねた作品。
雑誌『プレイボーイ』のグラビアに出るプレイメイト候補が大勢暮らす、プレイボーイマンション。
これは、実際にあるんだそうな。へぇーーーー。
男の夢とでもいうべきこのマンションを管理するのは、ヘフナー氏。
そこで、いつか『プレイボーイ』の見開きガールになることを夢見るシェリーは、27歳の誕生日を盛大に祝ってもらった翌朝、解雇の連絡を受け取る。
(それは、シェリーを妬んだあるモデル嬢の陰謀だったんだけど)
マンション(ここでいうマンションは、本当の意味のほうの「お屋敷」です。アパートじゃなく)を追い出されたシェリーは、然し、いつまでもクヨクヨしていなかった。
……というかですね、ちょっと抜けてるんで、そうそういつまでも落ち込んでいられない性質なのよ(笑)。
ともかく仕事を探さなきゃ。
シェリーが選んだのは、大学の寮母の仕事でした。
あちらの大学って、学内にたくさんの寮があって、それぞれ覇を競っているらしいよ。知らなんだ。
その寮母……つまり世話役を、なんとなくやることになってしまったシェリー。
この「ゼータ寮」は、ダサいことで有名で、もうじきメンバー不足のために閉鎖となる運命なのだった。
それを知ったシェリーは、寮存続のために乾坤一擲、7人の女の子たちの大改造に取り掛かった……。


どちらも、ちょっとおバカな、容姿だけが取り柄(と思われた)女の子が、本気を出せば強くて賢くて優しい女性になるのだ、という話です。
ストーリーだけ言ってしまうと、つまらない(笑)。
でも、観てみると、とっても面白い。
2本とも、主演のシンプソン嬢とファリス嬢の演技が、抜群にイイのです。
毛虫のような冴えない女の子たちが、奇妙なキッカケ(それがシンプソン嬢演じるメーガンであり、ファリス嬢演じるシェリーである)から、華麗な蝶に変身する、その過程が本当に面白い。
顔が良くて姿が良いだけ、ほかに取り柄はないと思われたメーガンやシェリー。
でも、容姿なんかメじゃないぐらいの、心の美貌があったのね、というお話です。
ベタだけど、トシとるとこういうのがいい(笑)。
はいはい、松竹新喜劇、松竹新喜劇(笑)。